【メジャーアプデ】ついに新型登場!logicool M575Sトラックボール 正直レビュー【最強コスパ】
どうも、家ではトラックボール、職場ではマウス派のkimです。
(トラックボールを使うと悪目立ちする職場環境です)
最も売れているであろうトラックボールの代名詞、ロジクール M570シリーズに新型が発売してました(2020年10月発売。寝耳に水)。
フルモデルチェンジはなんと10年ぶりとのこと。
タイミングよく(?)僕の愛機、M570tが故障中だったんで、発見次第光速でゲット。
モデルチェンジでどれほど改良されたのだろうか。
デザインは心機一転。使い心地は?
人間工学に優れた設計
(左:旧型(故障したまま放置して、埃かぶってるわ^^;) 右:新型)
フラットデザインな前モデルと比較して、M575Sは傾斜がついたデザイン。人間工学的にこちらのほうが優れているとか。
ロジクールのトラックボールには”MX ERGO"というフラグシップ機もある。これについてはチルト機能で傾斜の調整が可能だが、M575Sは傾斜状態で固定だ。
しかし傾斜状態とフラット状態を使い分けたい人はそんなにいないと思う。最初に傾斜を調節し、そのまま使い続ける人がほとんどだろう。
フラグシップまで必要ないコスパ重視の人は、フラットで使う場合は旧式のM570t、傾斜で使う場合は新型のM575Sを選択すれば良いだろう。
ボールの回し心地が快適に
個体差があるのかもしれないが、旧式と比較してボールの回し心地がとても良い。
旧式では使ってるうちにボールの回転に抵抗というか、引っ掛かりを感じる場面が多々あった。
多分指の油によるもので、メガネ拭き等でボールを拭けば解消するのだが、そこまで困ることはないものの、多少のストレスではあった。
新型については2週間ほど使用しているが、引っ掛かりは感じたことは無い。超快適。
(あくまで個体差による可能性は否定できないが)
あと、回転を感知するセンサーが光学式に変更になった(旧式はレーザー)。
フラグシップの”MX ERGO”も光学式なので、アップグレードと捉えて良いはず。
旧式に比べて精度が向上しているそうなので、細かい作業が要求されるクリエイティブな方には良いと思う。
正直僕には違いがわからなかったです・・・。
地味に嬉しいカラーバリエーション
引用:アマゾン
今回のアップデートでカラバリが増えた。白、黒、グラファイト(グレー?)の3色。
いい加減、暗い色のマウスに飽き飽きしていた僕にはとっても嬉しい。新色マウスで心機一転気持ちの良いスタートを切りたい。
ここはぜひ白を選択したいところだ。
が、ボールの色に違和感。
色差の影響か、すごくボールが浮いて見える(僕だけ?)。本体色よりボールの色が濃いと違和感ないスか?
折角ボディは余計な装飾もなく、ほぼ白一色になっているので、ボールも白色にしてほしかった。
(ボールのカラバリ増やすのもコスト上厳しいのは承知の上だが・・・白をお使いの方、ゴメンナサイ)
色々考え、結局つまらないことにブラックを購入してしまったのであった・・・。
念願のBluetooth対応
ミニマルは正義
個人的に一番のアップデート。PCにBluetoothが備わっていればUSBレシーバー不要で接続できる。フラグシップの”MX ERGO"は既に対応していたので、満を持してって感じだ。
ラップトップ(ノートPC)を外に持ち出すことを考えたとき、USBポートに何か挿さったままの状態というのは、個人的にあまり好きくない。
最近の小型ラップトップはUSBポートを削減する傾向にあるし、種類もUSB(Type C)に移行しつつある。僕のPC(Huawei Matebook X Pro)にType Aポートは申し訳程度に1つ備えてるくらいだ。
Type Aが基本のレシーバーは僕の貴重なポートを占領する。
そもそも折角デザインの気に入ったPCを買ったのに、常にレシーバーの出っ張りが主張する状態というのは、テンションガタ落ち。
基本的にポートにはなにも挿さってない状態が美しい。
安定した通信
Bluetoothは通信面の使い勝手も良好だ。スリープからの復帰もスムーズだし、遅延も特に感じられない。
旧式含め、多くのlogicoolデバイスはunifyuingと呼ばれる独自規格のUSBレシーバーにてPCと接続する形式をとっているのだが、こいつ、意外と電波が貧弱。
2.4 GHzの電波を使用しているので障害物に強いかと思いきや、出力が弱いのか、机の天板を挟んだだけでもブチブチ途切れる。
例えば、レシーバーを挿したデスクトップPCを足元に置く等のケースでは使い物にならない。
Bluetooth環境のある人は無理にUnifyingを使わなくても良いと思われる。
まさに最強コスパ。弱点はあるのか?
価格は据え置きながら、ここまでの進化っぷりに、僕は舌を巻いていた。
しかし、粗探しが如く注意深く観察すると、気になる点も浮上してくる。
傾斜フォルムは手に馴染む反面、滑る
個人的に新型の傾斜フォルムは手に馴染んでお気に入りなのだが、本体の材質がツルツルしており、傾斜角に沿って手が滑り落ちていく感覚がある。
使ってるうちに無意識に滑らないよう力が入る可能性もあり、長時間の使用で疲れが生じるかもしれない。旧式にはなかったフィーリングだ。
ロジクールも滑りやすいのは認識していて、表面をカッティングを入れたデザインにしてると思うのだが、あんまり効果を感じない。
個人的にはあんまり余計なデザインが入るのは好ましくないので、ここはマイナスポイント。
このカッティングのせいで、旧式よりチープに見える印象。
ボタン関係は良くも悪くも進化なし
ボタン配置やクリック感は旧式と変わった感じは見受けられない。価格なりといったところだろう。
個人的にここはもう少し改善してほしかった部分だ。左右のクリック感は安っぽいし、音も大きい。
さらに、旧式以前のモデルは故障しやすいという問題も抱えていた。フィーリングは全く変わらないので、この問題も改善されてないのか不安になる。
どこが故障するかというと、チャタリングが段々と頻発するようになる。
チャタリングとは、シングルクリックのつもりがダブルクリックになったり、ドラッグ&ドロップ操作でうまくファイルを移動できなかったりする現象だ。
マウスやキーボードにはこの手の故障は付き物なのだが、僕の環境下ではこの機種のみ圧倒的な速度で発生するようになる。
冒頭に所有している旧式が故障していると述べたが、これが発生している状態だ。
僕がこのシリーズを手にするのは今回で4代目となる。
入れ替えはすべてチャタリングの発生に伴うもので、寿命は最長でも2年に満たない。
僕の環境では1~2年で故障する場合がほとんどだ。
1年未満で発生すれば、保証期間内につき無償交換となるのだが、保証が切れた頃に故障するのが世の常。無情である。
この点は新型でこっそり改良していることを切に願う。
センターホイールはもう少し改善を
ブラウザで新規タブを開くとき等、実は多用するセンターホイール。
ここももう少しブラッシュアップがほしかった点の一つ。
回転の抵抗が弱いので、センターホイールをクリックしようと思いきや、回転方向に力が入ってしまい、クリックする前に画面がスクロールされてしまう現象が多発する。
目標のリンクをクリックできないことがままあるのだ。
ホイールの回転の抵抗を強くすれば改善できると思う。
あとホイールで左右押し込むことでスクロールする機能も無い。
個人的に一番導入を希望する機能なのだけど、左右スクロールってあんまり使う人いないのかな・・・
まとめ
10年ぶりのメジャーアップデートとなった大人気トラックボールは、正当進化として好意的に受け入れられる仕上がりだと思う。
本記事では触れなかったが、省電力化により電池寿命が伸びたりと、地味に進化している点も多い。
個人的には正直、わざわざ旧式から買い換えるような進化ではないと思うけど、買い替えを検討している人にはかなりオススメだ。
チャタリングについてはやっぱり不安が残る。
故障次第速攻報告したい。それまでは無事ということで。